~この記事を読んでほしい方~
フランスワーホリに行く方
フランスワーホリにあたってどのくらい語学力が必要なのか知りたい方
今回は、語学力のお話をしてみたいと思います。
とはいっても普段投稿しているようなハック的な何かがあるわけではなく、
「私がどんなレベルでフランスワーホリに行って」「実際どんなくらいコミュニケーションができたのか」「フランスワーホリにいる現在、どんな勉強をしているのか」
などをお話していきたいと思います。
なので、使える知識というよりかは、私を反面教師として、これから渡仏される方の勉強方針の参考にでもなればと思います。あとは、「あぁこんなくらいでもフランスで暮らしていけるんだ」という慰みにも笑
渡仏前のフランス語力
ではまず、私の渡仏前のフランス語力についてお話していきたいと思います。
問題点
タイトルにも書いてある通り、「DELB B2」に合格したレベルでした。
そう聞くと、手前みそながら、そこそこできるやん、と思われるかもしれません。
しかし、合格したときの点数を見ていただきたいのですが、
という感じです。
問題点としては大きく3つあって、
- フランスワーホリに行く1年前に受けたもので、それ以降ほとんどフランス語勉強していなかった。しかも、短期集中で勉強したので、まったく定着していなかった。
- 合格点数がぎりぎりすぎて、DELF B2に匹敵するフランス語レベルというよりかは、たまたま問題がよかった、という方が正しい。
- 会話に不可欠なCO(リスニング)がむちゃくちゃ低い。
特に一番最後が問題で、各項目の点数を見ていただくとわかる通り、COのレベルがむちゃくちゃ低いのです。そして、これでは会話が一切できないといっても過言ではないのです。
想像に易いと思いますが、いくらフランス語の文章が作れても、聞き取りができなければ、相手からの質問に回答することもできないですし、自分が質問したとしても、その回答が聞き取れないのです。
とまあ、これだけ前振りをしているので、当然、このヒアリングの部分で、ワーホリ生活はむちゃくちゃ苦労しますが、それはこの後からお話していこうと思います。
よかった点
一応、悲観的なお話だけでなく、事前に勉強しておいてよかったよ、みたいなお話もしておこうと思います。
それは、点数の高いPE(仏作文)やCE(読解)、PO(スピーキング)の力は、そこそこ活きているということです。
例えば、街中の標識や、スーパーの食べ物、Webサイトの申し込みなどは特に苦労することなく、読むことができています。特にインターネットは現代の生活において不可欠なので、現地のサイトを普通に読めることは、事前に勉強したメリットだったと思っています。(とはいえ、翻訳機を使えば、まったく問題ないですが。。。)
後は、出国前に職場の人との事務連絡(雇用契約など)の連絡を取る必要がありましたが、それも(調べながらですが、)自力で差し支えなく行うことができました。
また、ワーホリ申請者が全員通らなければならない最初の難関、ビザ申請をフランス語で行う、ということも、まったく勉強していない人に比べれば抵抗なく行えたのではないかと思います。特に志望動機書については、ハードルが高いものの、DELF B2のPE(仏作文)くらいのレベル(もしくはもう少し低いレベル)の文章で大丈夫なので、事前の勉強が役立ったと言えると思います。
今回は、ワーホリの醍醐味である、ネイティブとのコミュニケーションのを主軸にお話しをしようと思っているので、ざっくりとお話しましたが、ほかのDELF B2保持者の名誉を傷つけないためにも、こんなことができたよ、というお話として紹介させていただきました。
それでは、実際、私がワーホリでコミュニケーションをしたお話をしていきたいと思います。
どのぐらいコミュニケーションができたのか
さて、先述の通り、聞き取りがままならない、のでお察しの通り、コミュニケーションはぼろぼろだったわけですが、ここではもう少し具体的にお話していきたいと思います。
些末なものをあげだすときりがないですが、一番はやっぱり【仕事】での問題が大きかったです。
私は、完全純粋なフランス人だけのお店で仕事をしています。そのため、周りに日本人は当然いません。上司もフランス人です。そうすると、仕事の指示もすべてフランス語です。
また、さらに悪いことに、私は「指示をうける側」なので、必然的に「指示を聞き取る」必要があります。しかし、お話した通り、私は聞き取りが一番苦手なので、まったく指示が理解できないことが多々ありました。特に仕事中なので、ふいに指示が飛んできます。そしてその話すスピードはめちゃくちゃ速いです。試験のように、「聞き取るぞ」と身構えて待っていられるわけではありません。
仕事を始めて1週間で絶望しました。
そして、まったく聞き取れないまま仕事を進めて、ミスったことがあります。そして、そのときに怒ってるような、がっかりされたような顔をされたのを覚えています。
このままじゃいけないと思い、なんとかうまくやる方法はないかと考えました。とはいっても一朝一夕で聞き取りができるようになるわけもありません。ということで私がやったことは、
「わからなかったら聞き返す」ということと、「自分の言葉に置き換えて確認する」ということです。
前者は当たり前すぎることですよね。フランスに来て、フランス語がわからない自分が恥ずかしくてそれができていませんでした。みっともない話ですが。
後者は、部分的に聞き取れたとして、本当にその理解であっているのか、自分の言葉に置き換えてフランス語で確認する、ということです。これも当たり前ですが、こうすることで、理解に誤りがあったりした場合は、もう一度説明してもらえるので、スムーズに仕事ができるようになりました。
このあたりを意識することで、1カ月経った頃には、なんとか問題なく仕事をこなすことができるようになっていました。もちろん、仕事に慣れてきた、というのもありますが、指示も何度か聞きなおしたりして、かろうじて理解できるようになりました。
ということで、もっと聞き取りをやっておけばよかったなーという当たり前の感想を抱いた次第です。
また、職種によって伸ばしておくべき能力もあるのかなーという感想も持ちました。
例えば私のしている仕事だと、数字を素早く聞き取る、というのが結構大事なんだな、と体感しました。用語などは日本の職場でもフランス語が用いられているケースが多く、意外と困りませんでした。
レストランであれば食材名、会社組織であればその部署ごとの専門用語など、を勉強していくことで切り抜けられる場面も多くあると思います。
ワーホリにいる今現在どのような勉強をしているのか
これもいわずもがなですが、聞き取りの勉強をしています笑
しかし、聞き取り以外はそこそこできる、とは言え、ワーホリに来て、新しく知ったり、見たりする単語や表現も山ほどあるので、「Anki」を用いて、そういう単語のインプットをしつつ、読み上げ機能を使って、聞き取り練習をしています。
やり方が気になる方はこちらの記事を参照ください。
あとは、Youtubeでただひたすらに短めのセンテンスを読んでくれるコンテンツを見つけて、それを聞いたりしています。
番外編的に言うと、レストランなどにいくと、手書きの黒板メニューが結構多かったりします。そのときに筆記体がまったく読めなかったので、そういう勉強も息抜き的にしたりしています。
勉強方法はこちらの記事に書いております。1週間くらいやればそこそこわかるようになると思います。
さいごに
いかがでしょうか。
現在ワーホリ5ヶ月目にして、散々たる状況なのがわかっていただけたかと思います笑
私は、文章を読むのが好きで、どうしてもそちらに勉強のフォーカスを当てすぎました。その報いが今来ているなーという感じです。
ということで、ぜひ私を反面教師にして、ワーホリ出発までどのような勉強をするかの、方針を考えるきっかけにでもなれば幸いです。
ほなね~
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