~この記事を読んでほしい方~
英語やフランス語を読めるけど、聞き取れない方
単語暗記だけでなく、聞き取りにもAnkiを活用したい方
以前、こちらの記事でAnkiの音声読み上げ機能について、ご紹介しました。
今回の記事では、さらに学習効率を高めるために、フラッシュカードの表【問題の部分】のテキストは非表示にしたままで音声だけを出させるようにする方法をご紹介したいと思います。
すなわち、テキストなしで音声だけで正解を考える、学習ができるということです。
こうすることで、単語学習にありがちな、
「文字を見ればわかるけど、会話や音声で流れているとわからない」
という事象を解消することができます。
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具体的になにができるのか。
端的には、
言葉で説明してもいまいちわかりづらいと思いますので、どんなことができるか、画像付きでご説明しようと思います。
もし興味をもっていただければ、次の章でやり方をご説明していこうと思います。
- まずは、単語帳を作る。
なにはともあれ、フラッシュカードを作成する必要があります。
Ankiのサイトに転がっているものをDLしてもいいですし、自分で作成しても大丈夫です。
私はウェブサイトでリーディングの練習をしながら、フラッシュカードを作っています。
その方法については、こちらの記事をご覧ください。
DeepL×Ankiで長文読解と単語暗記をスムーズに。【画像付きで解説・無料】 - すると、Ankiの中にこのようなカードが出来上がります。
- 「Front」には問題文となるテキストが、「Back」には回答となるテキストが表示されております。
しかし、これだけでは、テキストは覚えられても、実際の会話などでは聞き取れません! - ということで、Ankiの音声読み上げを使って発音も一緒に覚えようと試みました。
Ankiの音声読み上げがすごかった【英語・フランス語・ドイツ語・中国語も対応】 - ですが、これもテキストが表示されているので、どうしてもテキスト情報から回答を考えてしまいます。
- そこで、テキストを非表示にして、音声だけで回答を考えるように出題させるようにしました!!
出題時の画面です。テキストは表示されませんが、問題文が読み上げられています!
(もちろん、英語やフランス語、中国語、ドイツ語などが選択可能です!)
続いて、回答表示ボタンを押すと、
回答が表示されると同時に、「問題文のテキスト」と「問題文の読み上げ」を行ってもらうように設定しました。そうすることで、回答を確かめるとともに、問題文の音声とテキストを一致させる訓練もできます。
ちなみに、私はシャドーイングしながらAnkiを行っているので、自分の声が聞こえる骨伝導イヤホンを使っています。
やり方
続いては、この設定のやり方を説明しようと思います。
なお、前提として、単語帳の作成と、テキスト読み上げの設定は済ませておいてください。
まだの方は、こちらの記事をご参照ください。
単語帳作成
DeepL×Ankiで長文読解と単語暗記をスムーズに。【画像付きで解説・無料】
【ChatGPT×Anki】任意の難易度で熟語を生成させてAnkiに登録する方法【無料】
Ankiのテキスト読み上げ
Ankiの音声読み上げがすごかった【英語・フランス語・ドイツ語・中国語も対応】
これが済んでいれば、もう一歩です。
まずWindowsからAnkiを開きます。デスクトップ版アプリのDLがまだな方はこちらから落としてください。
続いて、上部の「ツール」を開きます。
「ノートタイプを管理」をクリックします。
左側の「基本」を選択して、「カード…」をクリックします。
すると次のような画面が現れます。
ここでは登録されたフラッシュカードをどのように出題するかを、設定します。
これを次のように書き換えてください。
これでディスプレイ非表示にして、音声だけで出題させるようにできます。
これだけでも十分ですが、私の場合、復習として回答を見たときにも再度音声を聞きたかったので、もう少し手を加えました。
「裏面のテンプレート」を選択して、次のように書き換えます。
これで、回答表示を押した際に、「問題文」「回答」、「問題文の音声」が一挙に表示され、流れることになります。
さいごに
いかがでしょうか。
私のように、「読めるけど、聞き取れない」という悩みをお持ちの英語やフランス語を学んでいる方には非常に強力な学習方法だと思います。
ぜひ試してみてください。
ほなね~
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